郵便受けを開けると、見慣れない春色の封筒。宛名の文字で、誰からの手紙か分かる。ちょうど私もあなたのことを考えていたのよね、なんて思いながら、家に入ってお茶を淹れ、封を切る。読み終えたら、今度は日々のあれこれを綴ったお返事を書いてみませんか。飾らない言葉を手仕事のレターセットに乗せて、あの人へと届けましょう。
編集後記
2月のある日、ドイツの友人から一枚のポストカードが届きました。2歳になりました、と言葉が添えられた可愛い男の子の写真が表紙で、カードを開くとHAPPY NEW YEAR!!の文字が。1ヶ月もの間、パタパタと白い封筒が郵便局の天井を飛んでいる姿を想像したのですが、どうやら私の旧姓で宛名が書かれていたので局内で彷徨ってしまったようでした。インクの色、切手の柄や、そんなちょっとしたトラブルも含めて、手紙って、やっぱりいいなぁ。(編集・I)