桜便りが届いたら、大好きなあの人を誘ってとっておきの場所へ出かけましょう。シートを広げて、そよ風と木漏れ日を感じながらいただくご飯。おいしいね。きれいだね。今年もまたこの景色に会えた。当たり前のようでいて、奇跡のような、幸せな時間。
編集後記
学校を出て初めての勤め先は、季節の行事をとても大切にするところでした。餅つき、お花見、紅葉狩り…仕事以外の場所で、親や祖父母のような年齢の大先輩たちと交流する機会が多くありました。私の役割はお酒をついでまわることと、博識な皆さんの話に耳を傾けること。「みんな、桜の花の色はピンクだと思っているだろう?違うよ、白だよ。いや、限りなく白に近いピンクかな。白い花びらが重なり合って、それでピンクに見えるんだ。」花を浮かべた杯を手に、熱弁を振るっていたあの方。今でも桜を見るたびに思い出します。(編集・F)
次回のiichi通信は「ガラスの手仕事」がテーマです。何気ない日常を彩る、花瓶やグラス、オブジェなど、美しい手仕事のガラス作品たちは、春の日差しを浴びてきらきらと輝いて…。どうぞお楽しみに!
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